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「検索せよ。そして動き出せ。~パラレルライフを実現する出会いのドアの開き方~」著者:桐谷晃司(ビジネス社)から発売。

2014年12月24日

~本文より~

毎週、千葉県の南房総と東京を移動する二拠点生活も5年目に入った。
起業家を目指して、26歳の時に初めて新卒の人材コンサルティング会社であるワイキューブを仲間5人で起業し、その後、2度の起業と1度の倒産を経験した。
私の人生を大きく変化させたのは、2008年に起きたリーマンショックだった。
余儀なく事業縮小を強いられ、自分の人生を再生するために、自己再生の旅に出た。
その出来事で感じたことは、行き過ぎた金融至上主義はもう続かない。
バーチャル経済から実経済に移行する。
グローバリゼーションからローカライゼーションに軸が動く。
かつては、バックパックを背負って世界30カ国を放浪した知見と、経営者としての経験から、再生の旅のキーワードを、私は「自給自足」と「コミュニティ」とした。
そして、あらたに日本全国を巡って得た気づきをもとに、NPO法人「あわ地球村」を立ち上げ、パラレルワークを始めた。

無農薬、無化学肥料で米と味噌と醤油をつくり、その仕組みを都会で暮らす人々にも広く提供することで「結い」のコミュニティをつくり、持続可能な社会をつくるきっかけとなりたいと考えたからだ。

会社経営の仕組みも根底から変えた。
東京では、ウェブ制作会社であるデジパを経営しているのだが、リーマンショックを機に赤字転落した。
それをきっかけにピラミッド型組織のマネージメントを放棄した。
私が、田舎暮らしを始めて、パラレルワークを始めたら、多くのメンバーが東京都心から離れていき、更にパラレルワークを始める人が自然多発的に増え始めた。
一番遠くに引っ越したウェブデザイナーが選んだ場所は、ニュージーランドのクライストチャーチだった。
自分が住みたい場所に住んだり、好きなことをサイドワークにしたことで、各個人の能力が上がった。好きなことをする時間を増やしたことで、生きるエネルギー源が大きくなったことと、普段使わなかった脳を活用した効果であると私は分析をしている。
結果的に、会社が再び黒字転換し経常利益が上がり始めた。
私自身は、価値観と行動を変えたおかげで、まったく違う人生になってしまった。
代償として、「会社は毎年右肩上がりで成長しなければならない」「全員が同じフロアで働かなければ会社が機能ない」などの固定観念を捨てた。
今は、歴史の断層を歩いているような変化の激しい時代なので、目の前の現実に危機感や閉塞感を抱く人が多い。
でも、少し視点をずらすと新しい世界が広がっているのかもしれない。

今、地方の空き家率はどんどん高まり、私が住む南房総市は、22.3%である。(2008年総務省資料)
東京のオフィスから南房総の拠点まで、車でわずか1時間半。
東京の一極集中が進んでいるのを感じるが、一方で別の生き方の選択も可能になってきている。
自然あふれる田舎に拠点を持って、農を始めたり、地域通貨を活用して新しいコミュニティを作ったり、週末カフェ、週末シェアハウスをやってみたり、地方の過疎化、インターネットサービスの普及により、新しいチャンスが生まれてきている。
そして、田舎から新しい取り組みを始める人が増え始めている。
この著書は、私の自己再生の旅を通じて知った、日本社会で起こり始めている幸せ価値観の変化、田舎で新しい生き方を選択した人々のケーススタディ。なぜ、私が経済一辺倒から「半農半起業家」という生き方を選択して二拠点生活を始めたのかを記してみた。

~内容~

  • 半農半起業家という生き方を選んだ理由
  • 超金融資本主義から広域型の自給コミュニティへ
  • 二拠点居住が幸せ度を上げる
  • 南房総の移住者はあばら骨が足りない
  • ハイブリッドに働いてみよう
  • 会社を開放「一番遠くまで飛んでいったウェブデザイナーはニュージーランドへ」
  • 会社設立13年で9名が起業
  • モノからつながりへ

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